音楽の記憶
記憶の糸に伝わる響き、その音楽、過去のことなんて言わない。音楽はやさしく今も語りかけてくれる、癒してくれる「どうしたの?」「大丈夫だよ」優しく囁くように・・この写真はずいぶんと昔、偉大なトランぺッターDizz
Gillespie(1917-1993)が長野県の斑尾ジャズフェスティバル出演の時、撮影した一枚です隣にいるのは地元の少年だと思う、当時は中学生位か、きっとブラスバンドに入ってトランペットを吹いていたのだろうか・・
今はきっとりっぱな大人になっていることでしょう、彼の大事な記憶、音楽の想い出でしょうね。
私はこの一枚の写真を見るたびに当時のことが甦ります。この斑尾ジャズフェスに誘ってくれた人、山崎君を思い出します。彼はライターで編集者をしていた人物です。彼も音楽は好きで、Jazzではなかったけどフォーク(高田渡、加川良、早川義男)などの話しをよくしたのを覚えています。夏の青い空、高原に響き渡るトランペットのサウンド・・そんな想い出を作ってくれた山崎君が天国へ逝ってしまいました・・早すぎる、残念です。私の記憶は何時もそっと音楽が流れています、やすらかに・・