#2024-6 ★「この世に生み落とされ乳飲み子だった記憶はない・・誰かが1968と言った、生み落ちた印を自分の体に刻み
今を生きている・・」
男A「姐さん、どうしたんです、スマフォつながらないし、キツネがうるさいんすよ!おれヤバいっすよ」
姐さんと呼ばれる女「ケイタイ捨てて街に出て来た・・」男A「はあ?」女「『書を捨てよ、町に出よう』って叫んだおやじさんが昔この渋谷にいたんだよ」男A「はあ?ショってなんすか」女「お前はバカか、本だよ本」男A「本?本なんか中1の時から全部
捨てちまったよ、マンガとエロ本だ、ずっとよ」脇の一人の男がケタケタ笑う。
そこへ2人の刑事が近づく。刑事1(姐さんと呼ばれる女に)「ちょっと、あんた〇○さん?」男A「なんだお前!」
刑事2が警察手帳を見せる。刑事1「ちょっと聞きたいことがあるんですが・・」男A「なんだよ、令状あるのかよ」と刑事に喰ってかかる。女「それ、任意ですか?」刑事1「まあ、そうですが・・」男A「このやろうなめんな!」と刑事になぐりかかるが、アッサリねじ伏せられる男A。刑事2、男を押さえつけながら「暴力はだめだよ、あんたも一緒にきてもらうよ」
刑事1、女の耳元で「キツネのことで聞きたいんですよ」女「・・・」刑事1「署までいいですか?」
男A、暴れながら「ショってなんだよ!俺は本は読まねえんだよ!」女と男Aはパトカーの中へ、男の手にはスマフォが握られて
いる、"繋がれっぱなしのスマフォ、捨てられなくなった人間たち” 男Aその手が車の中に消え、パトカーは闇の中をすり抜けて
ショへ向かう・・
#2023-12-No2 おたかの道涌水園コンサート 2023 11/5 農具ミュージック
・パーカッション 植松 透(NHK交響楽団、首席ティンパニ奏者)・テナーサックス、篠笛 岡 淳・ジャズミュージシャン
そしてこのライブ演奏の情景を即興でペイントする画家の船山佳苗氏によるパホーマンスです。
主催;国分寺市教育会ふるさと文化財課。コーディネーター・栗田昇氏
#2023-12-No1 トロールの森2023 野外Xアートまちなか
アーティストがこの地球、この森に集い、歌います!今回はREAL=FAKE まことはまやかし、まやかしはまこと。
#022-12-No1 ・2022年11月8日の皆既月食、月が天王星を隠して起こっている。
次は322年後の2344年の土星食と予想されるそうです。この地球、322年後にトロールの森はどうなっているのでしょう・・
今、この森で展開された野外XアートXまちなか”トロールの森2022”が行われました。そこで展開されるインスタレーション、彫刻、パフォーマンス、ライブをごらんください。参加アーティスト、トロールの森実行委員会のみなさんに拍手喝采!
★2022.11月 「いきているということ」トロールの森で行われたパホーマンス。アーティストは山梨由理さん。
ジッと動かない微動だにしません、そこから伝わってくるものは・・映像の中に山梨さんの言葉があります。そしてもう一人
隣から声が聞こえます、心臓の鼓動が聞こえてきます。上記「Trolls」の中に登場しています。
★2022.11月 トロールの森でダンスパフォーマンス・Ooze(ウーズ)muttan と川井小枝子、2人のダンス、ダンス!
そのテーマは「繙く・himotoku」張り巡らされた糸の中、自分が作り上げた見えない檻、詰まった心や状態に変化をもららす。
#021-12-No3 一年も後わずか、
そんな年の暮れにほんの少しのプレゼント!
#021-11-No3 ・一年にわたり実践しているパフォーマンス。花の多様性、都市、ランニングの意味を色々考え、笑い泣き
ながら祝っています。さくらアリス
#021-11-No2 ・「頭の中で生まれた
枯れない植物」すっかり人の口を見る
機会が減ってしまって、華やかな会話をするお花を作りました。
Kaho.Nagabayashi
#021-11-No1 ・自然の力とコラボレーション。回る水車がリズムを刻み瞳を閉じて深呼吸、体の中でリズムを感じ、いつも
の水辺が楽しく弾む。 Noboru.Kurita
#021-10-No2 ・78年前。サイパン、硫黄島そして沖縄激戦の地。砲弾炸裂!
その中で従軍記者としてカメラの
シャッターを切っていたユージン・スミス。精神も肉体もボロボロになったスミスは戦場から生きて帰った。そして彼は我が子
をモデルに撮影する、そのタイトルは「楽園のあゆみ」。彼はNYへ移り、ロフトで撮影を続ける。
自分の気配を消しシャッターを切り続ける・・その写真はJazzManとロフトの窓から見えるNYの街路の人々。
時代は現代の日本Tokyo・アパートの一室(夜)2人の男が酒を呑んでいる。男A「似てたよ、ジョニーデップ」男B「あー、
しかし写真は記録と記憶はぶつかるね、印画紙の上では・・」男A「高度成長か、今がある」と、一口酒を呑む。男B「怒りは
そう簡単に消えない」2人は酒をちびりちびりやっている。するとどこからかJazzピアノが聞こえてくる。男A「うん?上?」
と天井を見る。男B「あー、上の住人もジャズ好きでさ、今日はセシル・テーラーだね」と一口呑む。聞こえてくるジャズ
ピアノ旋律に被せるように声がする、
詠うように「栄枯盛衰一場夢、相思讐悉く塵煙・・」下の部屋の2人の男、顔を見合わせ、天井を見る。
「・・星移物換利那事・・」と聞こえてくる。・上の部屋、男が独り一升瓶を脇に置きコップ酒を呑みながら、
セシル・テーラーの激しいピアノの打鍵音をバックに一節唸っている。・下の部屋、男Bが立ち上がり窓を開ける。夜空に月
・・街の帳と月に僅かな影が差している。
#021-10-No1 ・都心(夕暮れ)ビルの谷間から異様な音がする。声?「ギグガガーググッツー」その音に振る向く男A
「??何だ何だ!」それはスルスルヌメッと足に絡みついてくる。男B「ヤバい、これはもうだめだ早く逃げよう」男A
「どこへ?どこへ行けばいいんだ」男B「上だ、上だよ急げ」走る走る2人。地上から230mまで登って来た。男A「ここは?」
男B「発着地点さ」男A「それは来るのか?飛んで来るのか?もう時間がないぞ!」男B「呼ぶ方法は?」男A「それは・・」
すると聞こえてくる「オーヘブン、オージーザス」2人はその声にぽかんと口を開けその声への方を見つめる、そこは天国か?
いや違う、こんな低いところじゃ、たかが230m。下から異様な音が迫ってくる。「オージーザス」このゴスペルの歌声は
アレサ・フランクリン。たしかにその澄んだ瞳に涙が輝いている。男ABが叫ぶ「来たぞ!早く乗り込め!急げ」
スクリーンパネルのスイッチをON!早くここから飛び立ちたい、2人は焦って「オージーザス!」
#020-11-No1 ・静かにみずをたたえた池にトロールの森の妖精が魔法をかけて、水が流れ出し吹き上がり水車を回し魚が
踊る・・いつもと違う池の景色は魔法が解けるその日まで回り続けます、そして魔法が解けて・・
#020-04-No1 ・とある公園。刑事2人が現場検証している。そこへ小さな男の子が近づく。男の子「おじさん刑事さん?
ジャングルジムで遊びたいの、早く犯人つかまえてよ」と今にも泣き出しそう。刑事A、子供に「あのね、ここには今は
入っちゃだめだからね」
刑事B、Aに「ホシは1人じゃないですね、全て犯行が同時刻に行われている・・」――覆面パトカーが走っている。
街から街へ、しかし犯人を追っているのは刑事だけではない、何か巨大なモノが追跡している。・映画館入口前、
ガードマンが立っている。刑事が劇場に入ろうとする。ガードマン「劇場は今閉鎖していて入れません」と手を広げ止める。
刑事A「我々は非常事態特務捜査官だ」と令状を見せる。ガードマン「あ、失礼しました」刑事2人、劇場内へ入って行く。
・劇場内、薄暗い無観客の場内、前方に白い大きなスクリーンがある。そのスクリーンに一瞬影が走る!刑事A「いたぞ!あの中だ」
刑事B「えっ中?」2人はスクリーンの前に立つ。2人の手がスクリーンに触れそうになった瞬間、2人の体がスクリーンの中
へ吸い込まれていく、2人の刑事が忽然と消えてしまった・・
#020-03-No1 ・「冷たい、えっ?」それは起きてしまった。女「私は信じたのよ」男「そんなのわからないよ」と2人が
言い争っている。歪んで傾き飛び出した、誰が?飛んでる泳いでる、それは遠い森から聞こえてきます「私達を掴まえないで」
。飛び出した先に光が溢れて、女「ねえ、どこにいるの?ほら虹が見えたわ・・どこ?」と、走り出す。あてもなく、ただ
誰かに知らせようと、みんなが囁いている、何かを探している・・と
#020-01-No1 ・「ビシッ」と音がした。旅に誘われ北へ向かった。列車の中、後ろの座席から声がする。
父と子、車窓を見ながら、父「みぞれになっちゃったね」子、窓にへばりついて「あー、雪だるまがこわれちゃうよー」と悲し
そう。雪景色の中で出会って見つめられたその瞳に「ハッ!」と気づかされて・・でもそれはもう戻れない過去の想い出・・
#019-12-No1 ・刑事が2人、ヒソヒソと「ホシのサンタはどこへいったんだ?」。今年は相棒にサイボーグ犬を連れて来た
のに、なかなか犯人が見つからない。1人の刑事が「やはりホシは空からくるのか?」もう1人の刑事が上を見て「アッ、
あそこだ!」と指さした先の屋根、その屋根から屋根へ飛び移るサンタのホシ、それにワンワン吠えるサイボーグ犬。
刑事「くそー、このサイボーグ犬飛べないのか!」と悔しがる。今年も犯人逮捕とならずサンタ19号はどこかへ行って
消えてしまった。刑事が呟く「あー、今年も1人Xmas か・・」
#019-11-No1 ・「雨は空から降り大地に浸み込む、地中を流れいつしか池に湧き出る。煌めく水は水車を回し静かな水辺に
天使は舞い降り、そして優しく囁く。 Noboru Kurita
・水車の前に立ち止まった母と子。子供「おかあさん、クルクルチリンチリンって歌ってるね」母は微笑み「天使が歌ってる
ね」。造形家の栗田氏の作品は自然の中に溶け込み、その空間ファンタジーはどこか懐かしく心がなごみます。